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健康な人の場合、この第1グループの働きで微生物や細菌が処理され、健康が維持されています。
しかし、このバリアーが破られるときがあります。
それが、第2のグループの第2のグループの主役はT細胞とB細胞ですが、その生い立ちを簡単に説明しましょう。
まず骨髄中の幹造血細胞が分化し、T前駆細胞とB前駆細胞がつくられます。
このT前駆細胞は、心臓の少し上にある胸腺という学校で教育され、キラー、ヘルパー、サプレッサーの3種類のT細胞に成熟します。
これら3種類のT細胞にはそれぞれの機能があり、キラーT細胞はガン細胞をはじめとする異物を攻撃し、ヘルパーT細胞はB細胞の分裂・分化を補助し、サプレッサーT細胞は免疫が過剰にならないように抑制します。
また、B細胞はB前駆細胞が教育されて成熟したものですが、どこが教育の学校かはまだ分かっていません。
骨髄自身が学校候補にあげられていますが、とにかく成熟の過程を経てB細胞が誕生します。
このB細胞はヘルパーT細胞の刺激を受けて分裂・分化し、最後は抗体を分泌して異物の攻撃に参加します。
この第2のグループのシンボルが、一度ハシカにかかれば二度とハシカにかからないという「二度なし現象」です。
「二度なし現象」が起こる理由を説明しましょう。
出番のときです。
はじめてのウイルスが侵入すると、第1のグループが出動しますが、ほとんどのウイルスはこのバリアーを突破します。
その後、T細胞やB細胞もこの闘いに加わり、約5~7日で抗体がつくられます。
抗体が勝利すればウイルスは排除されて病気から回復しますが、このときにT細胞とB細胞の一部がメモリー細胞となって残り、次に同じウイルスが侵入してきたときに、すぐに抗体やキラーT細胞がつくりだされます。
そのため、ウイルスは増殖する前に排除され、病気を発症することがないのです。
これが、「二度なし現象」の正体です。
ただし、「二度なし現象」はウイルスに対してだけの現象で、細菌などに対しては起こりません。
だから、食中毒などは何回も起こってしまうのです。
免疫のメカニズムは同じでも、その強さは個人個人によって違います。
先の例でいえば、風邪やインフルエンザを引きやすい人もいれば、まったく引かない人もいます。
健康的な生活をしていてもガンになる人もいれば、不健康そのもののような生活をしながらガンにならない人もいます。
同じ兄弟でも、難病になる人もいれば、まったく無縁の人もいます。
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